あなたの周りに「ヨガでダイエットしたけど、失敗した」と嘆く方はいらっしゃいませんか?
また、「巷で噂されているヨガダイエットには効果が無いんだ…」とがっかりしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
「誰でも出来そうなダイエット」というイメージにより、ヨガは2000年頃から日本で急速に普及しました。
そんな背景で日本に定着していったヨガは、やはりヨガ=ダイエットのイメージが強くなり、本当の効果について知っている方は少ないのかもしれません。
かくゆうあさぼんも、ダイエット目的でヨガを始めたクチですが、その魅力にはまった1人。笑
今回は、あさぼんの体験や頭の良い人の研究結果を踏まえ、「ヨガはダイエットに効くのか」や「ヨガの効果」について、ご紹介していきます!
今回の記事の前提
この記事のターゲット
せっかく読んでいただいても、あなたにとって有益ではなかったら時間がもったいないです。
そのため、事前にどんな方に向けた記事なのかをお伝えしますね!
この記事はヨガに興味がある方向けに書いています。
・ヨガって興味があるけど、本当に効果があるのか不安。
・ヨガを始めてみたものの、効果を実感できない。だったら辞めようかな…
この記事の結論
まずはズバッと結論!
・ヨガのダイエット効果は、長期的視点では効果があるが、即効性はない。
・ヨガにはダイエット以外にも数多くの効果があるから、世界中で人気がある。
・ヨガは続けることで価値が生まれる!
では本文をお楽しみください!
ヨガとは?
ご存知の方は読み飛ばしてください。笑
古代インド発祥のヨガですが、元を辿るとインドの伝統的な宗教的行法です。
「ヨガ」とはサンスクリット語であり、意味は「つながり」と訳すことが出来ます。
また、ヨガが関連する宗教は多数あります。しかし、いずれにおいても目的は、心身、感覚器官を鍛練することでコントロールできるようにし、精神統一や不動の心を手に入れて悟るといったところです。
1990年代には欧米を中心としたブームになり、日本では2000年代からブームが起きています。
これらのブームは、アーサナと呼ばれる身体的なポーズをフィットネスとしてアレンジしたものです。
そのため、本来のヨガとは少し異なります。
身体的なポーズ(アーサナ)に関しては本当に多くの種類がありますが、1つも見たことない、という方は少ないかと思います。
また、私たちたちが一般的に「ヨガ」と呼んでいるものは、複数のアーサナを流動的に行い、ストレッチのように身体を動かすことが基本となっていることが多いです。
なお、ヨガの歴史も面白いので、別途記事をアップしようと思います!
ヨガの効果は主に3つ!学術的に証明されているものはこれ!
ヨガの背景を知ったところで、実際にヨガにはどんな効果があるのでしょうか。
学術論文をあさり、この3つはほぼ効果があるとみて良いぞ!と思ったものをご紹介します。
学術論文と言っても、難しいところは割愛しているので、ご安心ください!笑
ヨガ効果:ストレスマネジメント
ストレスマネージメントって聞いたことありますか?
簡単にいうと、ストレス解消ですね!(わざわざ難しい言葉使うなって?笑)
これに関しては、あさぼんも強く実感しています。即効性がある唯一のヨガ効果かもしれません。
ヨガを行うと、神経を鎮めるための脳内物質であるギャバ(GABA)の分泌量が増加することが発表されています。
他にもストレスを感じた時に高くなる物質(コルチゾール)が、ヨガにより低下することも判明しています。
また、ヨガを行う際に身体と呼吸に意識を傾ける必要があります。
これにより、「自分の身体の様子を知るための力」が鍛えられているのではないか、という仮説もあります。
確かに「自分の身体の様子を知るための力」は過度なストレスにより鈍ってしまうことが分かっています。そして、その力の低下は、不眠症やうつ病の原因の1つにもなり得ると考えられています。
ヨガ経験者の声としては、「熟睡できるようになった」「疲労感が減った」などの声が多く聞かれます。
あさぼんの経験談として、ヨガをやった後、毎回ではないですが、翌朝の目覚めが良くなることが多いです。
社会人として働くあさぼんにとって、ストレスマネージメントは自分の健康のためにも超重要です。
ストレス解消の目的があるから、辞められないのですよね。笑
疲労感の解消、睡眠の質の向上、集中力の向上、不安感の解消など
ヨガ効果:インナーマッスルの強化による不調・トラブルの改善・予防
ヨガのダイエット効果は、インナーマッスルが強化されることをきっかけとしたイメージだと思われます。
ヨガでは身体で様々なポーズをとります。
このポーズ、ぱっと見は楽に見えるのですが、しっかりやると超大変!!!
逆に「なーんだ、楽じゃん」と思う方は、インナーマッスルが鍛えられている方か、やり方が間違っている方です。
もちろん、インナーマッスルが鍛えられるという研究結果が出ています。
とはいえ、この効果は、即効性はありません。
そのため、「初めの頃は出来なかったポーズが出来るようになった!」ということや姿勢の改善や肩凝りの改善で、ふとした時に気付く効果です。
あさぼん、実は超重度の肩凝り持ちです。いわゆる肩凝り頭痛や首の捻挫が度々発生して、辛いのです。
しかし、ヨガを始めて3年目くらいですが、肩凝り頭痛ゼロとまではいきませんが、頻度は減りました。首の捻挫に至っては、初めてからゼロ回です!!!
今まで最低でも年に1回は起きていたのに、嬉しすぎます。(個人的すぎましたね。。。)
え、肩凝りとインナーマッスル関係があるの?と思った方もいるかもしれませんので、少し簡単に触れます。
肩凝りの原因は様々ですが、骨盤のズレや姿勢の悪さが根本原因となっていることが多いのです。それで血行が滞ったり、筋肉がこわばったりしてしまいます。
(あさぼんはストレートネック&ストレートバックという、まっすぐな人間に育ちました)
これと同じような理由で慢性的な腰痛が発生している方もいるそうです。
全ての肩凝り・腰痛に効くわけではなく、姿勢の悪さ(=インナーマッスルの弱まり)を起因とする慢性的な痛みに効果があるということです!
姿勢の悪さを起因とする腰痛・肩凝り・頭痛等の改善、冷え性の改善、基礎代謝の向上によるダイエットなど
ヨガ効果:生活習慣病予防
実は、今回の記事を書くために論文を調べていた時に発見した効果です。生活習慣病予防に関する効果研究論文が驚くほどたくさん出てきました。
とはいえ、読んでいくと「ヨガだから効果がある」というよりも「身体を動かすから効果がある」というのが理由かもしれませんね。
しかし、運動嫌いな方でも、「ヨガなら続けられる」という方は多くいらっしゃいます。そのため、「運動嫌い」な方や「日々の運動はあまりしない」という方はヨガで身体を動かすことがおすすめです!
ちなみに生活習慣病予防としては、コレステロール値や血圧を下げる効果が分かっています。
とはいえ、ヨガをやっているから暴飲暴食をして良いというわけではないですよ!!!
メタボ・肥満予防、高血圧予防など
学術的な研究による、ヨガの効果まとめ
ヨガの効果として、有名なダイエットもありますが、それ以上に精神面や免疫面への効果が証明されているんです!
加えて、まだ証明されていないものの、経験者の口コミで「これは効果があるのでは?」と期待されたことを発端に、現在研究中という効果も数多くあります。
とはいえ、効果のほとんどが、即効性があるものではありません。
一時的には効果がすぐに出る場合もありますが、それは長続きする効果ではありません。
ヨガ効果の恩恵を受けるためには継続することがとても大切になってきます。
欧米においてヨガは、通常の医療(いわゆる西洋医学)に対する補完代替医療(CAM*1)の一環という位置づけです。
つまり、日本でいう鍼灸や整体、温泉療法等のような位置づけですね。
ヨガは、娯楽とは一線を画したポジションをゲットしているのです!
*1 CAMとは?:補完代替医療を英語で言うと”Complementary and Alternative Medicine”。これを略してCAM。「通常の医療を補完する(complementary)医療」と「通常の医療の代替として用いられる(alternative)医療」のことです。
※参考した文献・サイトについては、記事の最後をご参照ください。
ヨガを継続するには!?効率的に恩恵を受けるには!?
先ほど、ヨガの恩恵を受けるには「継続が大切だ」ということに触れさせて頂きました。
とはいえ、効果が目に見えないとモチベーションが下がってしまう…という方もいるかと思います。
また、継続し続けたところで不正確なやり方だった場合、効果が出なかったり、ケガをしてしまう原因にもなります!!
効果が出ないのはまだしも、ケガとなってしまっては一大事です!!!
ということで、おすすめはヨガ教室・ヨガスタジオに通うことです。
少なくとも、初心者はまず、正しいやり方を知るためにも、ヨガ教室・ヨガスタジオに通った方が良いです…
当記事にまとめると長くなってしまうため、「ヨガ教室・ヨガスタジオ選びのポイント」は上記にまとめました!
継続させるための、ヨガスタジオ選びもきっちり抑えておきましょう!
参考
現代ヨガが心疾患・肥満・乳がんサバイバーに与える効果─文献レビュー─
発行年:2019年03月20日 出版者:森ノ宮医療大学 紀要編集部会 ※PDF
NCCIH(アメリカ国立補完統合衛生センター)※英語版のみ。サイト内を”yoga”で検索してください。
http://okat.web.fc2.com/page02_04_2.html
心療内科医 岡孝和さんのホームページ
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